読書メモ6 被相続人からの継続的金銭給付と「生計の資本」 岡山大学法学部准教授(当時) 中川 忠晃/月報司法書士2011年8月
被相続人から、相続人の1人に対し、継続的に少額の金銭給付がなされているケースがあります。 この場合、それが「生計の資本」(民法903条1項)にあたり、特別受益となるのか、あるいは、 単なる相続人の1人対する扶養料の渡しに…
被相続人から、相続人の1人に対し、継続的に少額の金銭給付がなされているケースがあります。 この場合、それが「生計の資本」(民法903条1項)にあたり、特別受益となるのか、あるいは、 単なる相続人の1人対する扶養料の渡しに…
元裁判官が、裁判官がどのようにして経験を積み、学びながら、決断をしているのかについて書かれた論文です。 遺産相続とは直接関係はありませんが、裁判官のものの考え方を知ることは、 相続関連訴訟や遺産分割調停・審判において、極…
いわゆる使途不明金(預貯金が使込まれているケース)訴訟について書かれた論文です。 著者は現役の裁判官です。 「被相続人の生前に引き出された預貯金等をめぐる訴訟について」判例タイムズNo.1414 2015.9とセットで必…
遺言無効の相談を受けたときにやるべきことについて書かれた本です。 2024年8月現在では、遺言無効について、かなり詳しく書かれた本のうちの1冊だと思います。 参考になった記載は、以下のとおりです。 遺言公正証書の証人2人…
遺言無効確認請求について書かれた論文です。 2023年現在でも、参照されることの多い論文ですが、 時期がやや古いこともあり、特に、目新しい記載はありませんでした。 参考になった記載は、以下のとおりです。 医療記録などの文…
遺言能力について書かれた論文です。 遺言能力は、 ①医学的判断を尊重しつつ、 ②最終的には裁判所が法的判断(遺言作成時の状況、遺言内容の難易、遺言内容の合理性、動機の有無などの諸要素) を行うべきと書かれています(25頁…